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専門家指摘「実態数を反映しているか検討の余地」「新たな変異株入国のリスク」引き続き基本的な対策を

6月1日、東北医科薬科大学の遠藤史郎病院教授によれば

「感染者数が表面的には減少しているものの、まだ感染状況が落ち着いたと判断することはできず、必ずしも症状のある方が全員検査を受けている状況ではなく、本当に新規陽性者が実態を反映しているのか検討の余地がある」

と、現在の新型コロナウイルス感染症の検査等について発言をされています。

また、水際対策の緩和についても

「外国の方が入って来ることで、国内では発生しなかった かもしれない変異株が持ち込まれるリスクが多少は高くなる」

と、警鐘を鳴らされています。

そして、引き続き基本的な対策の徹底をと呼びかけておられます。

また、原因不明のこどもの急性肝炎において、厚生労働省は国内で可能性が疑われる子どもが新たに5人確認されたと発表しました。

A型からE型の肝炎ウイルスが原因ではない、原因不明の子どもの急性肝炎は欧米を中心に報告が相次いでいます。

国内で報告された患者はこれであわせて「36人」となりました。※世界33カ国で650件の報告あり：WHO

原因不明のこどもの急性肝炎が新型コロナウイルスとどのような関係があるかは未だ不明ですが、アデノウイルスが原因ともされているため、新型コロナウイルス同様、基本的な感染症対策が必要と言えます。

6月3日、東京都では新規感染者数が2111人(4人死亡)、大阪府で1530人(5人死亡)、神奈川県で1027人(2人死亡)、静岡県で434人(2人死亡)、埼玉県で744人(4人死亡)、沖縄県で1326人(2人死亡)、各地で減少傾向にはあるものの未だ多い感染者数が報告されています。

表面的には感染者が減少していますが、実際には軽症であったり無症状者が検査を受けずに行動し、高齢者や基礎疾患を持つ方と交流し感染が広がる可能性もあります。

今後日本は夏になり、気温が上昇し、熱中症対策でマスクを外す方も増えてくることが予想されます。

この夏、再び感染拡大を起こさない為にも、基本的な感染症対策を心がけましょう。

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