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感染減少速度の鈍化、海外では規制緩和後に新規感染者、死者が増加傾向に逆戻り

2022年6月14日、日本各地では新規感染者数が減少傾向にありましたが、そのスピードが鈍化している事がわかりました。

年代別の感染は依然として「10歳未満」と「10代」が多い傾向が続いています。

東京都の新規感染者数は1528人(6人死亡)、大阪府で1590人(1人死亡)と新規感染者数が多く、下げ止まり状態となっています。

また、宮城県では305人の新規感染者を確認。5週ぶりに増加傾向になった事が確認されています。また、大学構内での集団感染(クラスター)が確認されています。

その他、熊本県で553人(1人死亡)、神奈川県で652人(1人死亡)、北海道で621人、青森県で226人の新規感染者に対して3人の死亡が確認されています。

欧州疾病予防管理センター（ＥＣＤＣ）は13日、新型コロナウイウルスのオミクロン変異株の２つの派生型「ＢＡ．４」と「ＢＡ．５」の感染がほかのコロナウイウルス変異株よりも早く広がっており、主流になれば入院や死亡例が増える要因になると新たに発表しました。

一部の国ではその割合が増えており、ポルトガルでは５月３０日までに「ＢＡ．５」が感染全体の８７％を占めたとの報告があります。

また、かつてない規模で感染拡大しているオミクロン株。後遺症患者がさらに増える懸念が指摘されています。

東京で後遺症患者を診察している平畑光一医師によると、これまでに診察した約4000人のうち、仕事を休職した人は1000人以上、退職・解雇された人は180人に及ぶとのこと。

厚生労働省の研究班は、おととしから去年にかけて感染して入院した1066人のうち3割以上に、1年後も倦怠感や息苦しさ、筋力・集中力低下など何らかの症状が残っていることが分かりました。

また、国がマスク着用に関する新たな見解を示してから、特に公園などではマスクをしない人が増えてきていますが、感染症の専門家は「マスク無し」による新型コロナウイルス以外の感染症に感染する人が増加する事に警鐘を鳴らしています。

そして、耳を疑うようなニュースが飛び込んできました。

ブラジルでは一旦は減少傾向に向いたと思われた新型コロナウイルス感染症ですが、現在は新規感染者数、死者数共に増加傾向に転換し、非常事態宣言解除前に逆戻りになっているとの報道がありました。

終わりの見えない新型コロナウイルス感染症との戦いですが、まだ気を緩めるにはあまりにも早すぎます。

今一度、基本的な感染症対策を心がけましょう。

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